子猫のワクチンはいつから?接種スケジュールと回数の目安

猫カフェガイド

新しく子猫を迎えてしばらくすると、いつ動物病院へ連れて行けばよいか、最初のワクチンはどのタイミングなのかと気になってくるものです。完全室内飼いの予定でも、感染症から守るための最初のワクチンは子猫の時期に欠かせません。ここでは初回接種の時期、回数、間隔、費用の目安を順に整理し、かかりつけの動物病院に相談するときの判断材料を用意します。

目次

子猫のワクチンは生後2ヶ月頃から複数回打つのが一般的

子猫のワクチンは、生後8週(約2ヶ月)頃に1回目を打ち、その後3〜4週間隔で複数回接種するのが一般的です。生まれて間もない子猫は母猫から受け継いだ移行抗体に守られていますが、この抗体は生後数ヶ月で薄れていきます。移行抗体があるうちはワクチンの効きが弱まることがあるため、抗体が消える時期を見込んで複数回に分けて接種し、確実に免疫をつくる狙いがあります。

室内飼いだから不要ということはありません。猫風邪の原因となる猫ヘルペスウイルスや猫カリシウイルス、致死率の高い猫汎白血球減少症(パルボ)は、飼い主の衣服や靴に付いて持ち込まれることがあるためです。少なくともこの3種を含む混合ワクチンが、すべての猫に推奨される基本のワクチンとされています。

子猫のワクチンの役割

ワクチンは、病原体の毒性を弱めたり無毒化したりした成分を体に入れ、あらかじめ免疫をつくらせて重症化を防ぐためのものです。子猫が特に守られるべき代表的な病気は次のとおりです。

  • 猫ウイルス性鼻気管炎(猫ヘルペスウイルス感染症)…くしゃみ・鼻水・結膜炎などの猫風邪
  • 猫カリシウイルス感染症…口内炎や発熱を伴う猫風邪
  • 猫汎白血球減少症(パルボ)…激しい嘔吐・下痢を起こし子猫では致死率が高い

この3つは「コアワクチン」と呼ばれ、生活環境に関わらずすべての猫に接種が勧められる中心的な病気です。これに加えて、外に出る可能性や多頭飼育などリスクに応じて、猫白血病ウイルス(FeLV)やクラミジアを含む種類を選ぶこともあります。

初回接種の時期

初回接種は生後8週(約2ヶ月)頃が基本の目安です。母猫からの移行抗体が残る時期を考慮して設定されています。一方で、保護施設や多頭環境で猫風邪の症状が広がりやすい場合は、生後6週頃から早めに始めることもあります。

子猫を迎えたばかりのときは、まず接種前に一度動物病院で健康状態を診てもらうのが安心です。体調を崩していたり下痢や寄生虫が見つかったりすると、ワクチンの前にそちらの対応が優先されることがあります。迎えた子猫がすでに1回接種済みのこともあるため、ブリーダーや譲渡元から接種履歴の記録を必ず受け取り、病院に伝えましょう。

回数とスケジュールの目安

子猫のワクチンは1回で完了せず、生後4ヶ月頃までに3〜4週間隔で2〜3回打つのが一般的です。移行抗体が消える時期に個体差があるため、抗体が残っていて1回目が効かなかった場合に備えて複数回に分ける、という考え方です。下の表は一般的な目安で、実際の回数や時期は子猫の状態と動物病院の方針によって変わります。

接種の段階時期の目安内容
1回目生後8週(約2ヶ月)頃基本のスタート。早い環境では6週頃から
2回目1回目から3〜4週間後(12週頃)移行抗体が消えた頃に免疫を上書き
3回目さらに3〜4週間後(16週頃)環境やリスクに応じて追加することがある
1歳の追加最終接種から約1年後子猫期の免疫を確実にする追加接種
以降1年ごと、または3年ごと健康状態とリスクに応じて獣医と相談

最終接種は生後16週(約4ヶ月)以降になるよう調整するのが望ましいとされています。これは、移行抗体が確実に消えたあとに最後の1回を入れることで、免疫の取りこぼしを減らす狙いがあるためです。1歳での追加接種を済ませたあとは、ライフスタイルやリスクに応じて毎年または数年ごとの接種計画を、かかりつけの動物病院と相談しながら決めていきます。

ワクチンの種類と費用の目安

混合ワクチンは含まれる病気の数で呼び分けられ、室内飼いの基本は3種、外出やリスクに応じて4種・5種を選びます。種類が増えるほど費用も上がる傾向があります。下記は一般的な相場で、地域や動物病院によって差があります。

種類含まれる主な病気費用の目安
3種混合ヘルペス・カリシ・パルボ(コア)約3,000〜5,000円
4種混合3種+猫白血病ウイルス(FeLV)約5,000〜7,000円
5種混合4種+クラミジア約5,000〜7,000円

子猫期は接種を複数回行うため、1回ごとの費用に回数を掛けた金額が初年度の目安になります。初回は健康診断や検便、初診料が別にかかることもあります。完全室内飼いなら3種から始め、生活環境の変化に合わせて種類を見直すのが一般的な選び方です。どの種類が合うかは、外に出る可能性や同居猫の有無を踏まえて獣医と相談して決めましょう。

接種後の注意点

接種後しばらくは安静にし、当日のシャンプーや激しい運動は避けます。ワクチンは体に免疫反応を起こすため、一時的に元気や食欲が落ちることがありますが、多くは数日で回復します。注意したいのは、まれに起こるアレルギー反応です。

  • 重いアレルギー反応は接種後15〜30分以内に出やすいため、接種直後はすぐ帰宅せず様子を見られる時間に予約する
  • 顔の腫れ、激しい嘔吐や下痢、ぐったりする、呼吸が苦しそうなどの症状が出たら、すぐ動物病院へ連絡する
  • 接種当日は来院に余裕を持たせ、夕方や休診前の時間帯は避けると安心
  • 元気消失や食欲不振が数日続く、接種部位のしこりが長く残る場合は受診する

接種後の異変は早めの対応が大切です。気になる症状が出たときは自己判断せず、接種した動物病院に相談してください。

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よくある質問

Q. 子猫のワクチンはいつから打ちますか

生後8週(約2ヶ月)頃に1回目を打つのが基本の目安です。これは母猫から受け継いだ移行抗体が薄れる時期を見込んで設定されています。保護施設や多頭環境で猫風邪が広がりやすい場合は、生後6週頃から早めに始めることもあります。迎えたばかりの子猫はまず健康状態を診てもらい、接種の開始時期は動物病院と相談して決めましょう。

Q. 何回打ちますか

子猫期は1回では終わらず、生後4ヶ月頃までに3〜4週間隔で2〜3回打つのが一般的です。移行抗体が消える時期に個体差があるため、最初の接種が効かなかった場合に備えて複数回に分けます。その後、1歳前後で追加接種を行い、以降は1年ごと、または数年ごとに接種します。実際の回数は子猫の状態と動物病院の方針によって変わります。

Q. 費用はいくらですか

混合ワクチンの相場は、3種混合で1回あたり約3,000〜5,000円、4種・5種混合で約5,000〜7,000円が目安です。子猫期は複数回打つため、初年度はこれに回数を掛けた金額がかかります。初回は健康診断や初診料が別に必要になることもあります。金額は地域や動物病院によって差があるため、事前に確認すると安心です。

Q. 室内飼いでもワクチンは必要ですか

完全室内飼いでも基本のワクチン接種は推奨されます。猫風邪の原因ウイルスやパルボは、飼い主の衣服や靴を介して屋外から持ち込まれることがあるためです。少なくとも3種混合(ヘルペス・カリシ・パルボ)は、生活環境を問わずすべての猫に勧められる中心的なワクチンとされています。

最終確認日と免責

本記事の情報は2026年6月16日時点で整理した一般的な情報です。子猫の健康状態や移行抗体の有無、生活環境によって最適な接種時期・回数・種類は異なります。個別の診断や接種計画、接種後の症状の判断は、かかりつけの動物病院など専門家にご相談ください。猫カフェの料金・営業時間・在籍猫などの店舗情報は変更される可能性があるため、利用前に各店舗の公式情報をご確認ください。

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