阿志都弥神社・行過天満宮(高島市)の看板猫・参拝・アクセス情報

滋賀県高島市今津町弘川にある「阿志都弥神社・行過天満宮」は、樹齢千数百年の椎の老木に見守られた静かな神域です。木花開耶姫命を祀る阿志都弥神社と、菅原道真公を祀る行過天満宮が並び、西近江七福神の福禄寿も祀られています。宮司家で暮らす二匹の看板猫と、その猫たちをモチーフにした猫の御朱印が参拝者の楽しみのひとつ。猫好きの参拝者が滋賀北部を訪れる際に立ち寄る、知る人ぞ知る神社です。

目次

阿志都弥神社・行過天満宮とは

阿志都弥神社・行過天満宮は、近江今津駅から琵琶湖と反対側へ進んだ田園地帯に鎮まる古社です。阿志都弥神社は花の神・木花開耶姫命を祀り、長徳4年(998年)に菅原輔正によって菅原道真公が勧請されて以来、行過天満宮を配祀する形で「阿志都弥神社・行過天満宮」と並び称されてきました。式内社・高島郡阿志都弥神社の論社のひとつで、旧社格は郷社にあたります。社殿を持たなかった創建当初は、この地に自生していた山桜を依代として「桜花大明神」と呼ばれていたと社伝に伝えられ、いまも神紋には山桜と梅鉢の二つが用いられています。

境内の見どころは、滋賀県指定の自然記念物に指定された椎の老樹です。樹齢千数百年とも称される巨木は、参道の途中で大きく枝を広げ、秋には実を落とすため参拝者が拾って持ち帰ることもできるとびわ湖高島観光ガイドで紹介されています。直線的に伸びる長い参道は、かつて馬場として使われていた名残とされ、本殿前には天満宮らしく牛の像も置かれています。境内社には今熊野神を祀る稲荷神社や、式内社・小海神社の論社とされる白山神社があり、敷地は広めながら整った印象です。社務所では宮司やご家族が御朱印を授与しており、参拝者と気さくに会話を交わす雰囲気があります。

この神社が「猫めぐり」スポットとして知られるようになった理由は、宮司家で飼われている二匹の看板猫の存在にあります。一匹は社交的な性格のトラ猫、もう一匹は人見知りで奥に隠れていることも多い黒猫で、季節や時間帯によっては境内や社務所周辺で出会えます。冬季限定の御朱印には、黒猫モチーフの「黒猫コミケ」と虎柄モチーフの「コケイヤン」というデザインが用意されており、二匹がモデルになっていることが見てとれます。猫の存在をきっかけに参拝するファンも多く、境内では「会えなかったから次こそは」と再訪を約束する参拝者の姿も珍しくありません。

参拝料金(無料・賽銭)

阿志都弥神社・行過天満宮は、一般的な神社と同じく参拝料金は無料です。鳥居をくぐって自由に境内に立ち入り、拝殿前の賽銭箱に賽銭を納めて参拝するスタイルが基本となります。参拝時間も特に定められておらず、ホトカミの公式情報欄でも「参拝自由」と紹介されています。

御朱印を希望する場合は、社務所で初穂料を納めて拝受します。御朱印帳への直書きに対応しており、宮司ご家族が在宅されている時間帯であれば授与いただけます。月替わりや季節限定の御朱印が定期的に頒布されており、2025年12月からは冬季限定として「黒猫コミケ」と「虎トラのコケイヤン」の二種類が登場しました。猫モチーフの御朱印は、まるくなる猫・座る猫・のびをする猫がやさしいタッチで描かれ、二匹の看板猫を意識したデザインとして人気があります。郵送授与は行っていないため、参拝当日に直接拝受する必要があります。

項目 内容
参拝料金 無料(任意の賽銭)
御朱印 あり(直書き対応・初穂料は社務所で確認)
限定御朱印 月替わり・季節替わりあり(猫モチーフ含む)
郵送授与 なし
御朱印帳販売 なし

御朱印の授与は社務所が開いている時間帯に限られるため、確実に拝受したい場合は午前中から日中の早い時間に訪れるのが安心です。参拝者の体験記によると、宮司ご家族が在宅であれば対応いただけるものの、神事や地域の祭典が重なる日は不在の可能性もあるとのこと。確実に受け取りたい場合は、訪問前に電話(0740-22-2379)で在社状況を確認しておくと安心です。

なお、看板猫グッズとして猫の絵柄をあしらったTシャツも頒布されており、御朱印拝受時に社務所で目にすることができます。猫が好きな参拝者にとっては、神社らしい荘厳さと猫らしい愛嬌の両方を感じられる、ほかにない授与体験になっています。

口コミ・評判

参拝者の感想として、ホトカミやおまいり、個人ブログには看板猫を目当てに訪れたと記す参拝記録が数多く見られます。一方で、看板猫は宮司ご家族のペットとして自由に過ごしているため、必ずしも姿を見せるとは限らず、出会えなかったという記録も同じくらい目立ちます。社交的なトラ猫は社務所周辺や境内に出てくる頻度が比較的高いものの、人見知りの黒猫は奥にいることが多いと、複数の参拝記録で言及されています。

「ゆかし日本、猫めぐり」のweb太陽連載でも、家族が掃除をする横で付かず離れず過ごす様子や、夕方涼しくなってから動き出す行動パターンが紹介されています。残暑の厳しい時期は日中ほとんど活動しないため、猫との出会いを期待するなら涼しい季節か、朝夕の時間帯を狙うのが現実的です。

社殿や境内に対する評価は、千年超の椎の巨木と長い参道による厳かな雰囲気を称える声が中心です。参道を歩くだけでも気持ちが落ち着く、観光地化されていない素朴な空気が良い、という傾向が共通して語られています。御朱印に関しては、月替わりのデザインの可愛らしさや、宮司ご家族の温かい応対を評価する声が並びます。

気になる点としては、駐車場の入り口がわかりにくく、初回訪問時に周辺をぐるぐる回ってしまったという指摘がいくつか見られました。社務所が常時開いているわけではないため、訪問日によっては御朱印が拝受できない場合がある点も、訪問前に念頭に置いておきたい情報です。観光地として整備された神社ではなく、地域に根ざした氏神様の延長で運営されているため、参拝マナーを守りつつ猫と出会えたら幸運というおおらかな気持ちで訪れるのが、満足度が高い参拝スタイルです。

アクセス・参拝情報

公共交通機関で訪れる場合は、JR湖西線「近江今津」駅が最寄り駅です。徒歩の場合は駅から約10〜14分(約1キロ)の距離で、田園風景を眺めながら歩いていけます。バス利用の場合は、近江今津駅前から総合運動公園線に乗車し、約7分で「弘川口」バス停に到着、そこから徒歩約7分で神社に到着します。バスの本数は限られているため、事前に湖国バスの時刻表で確認しておくと安心です。

車で訪れる場合は、JR近江今津駅から約5分の距離にあります。びわ湖高島観光ガイドによると、境内には普通車10台分の駐車場が用意されています。一方で、参拝者の体験記には「駐車場の入り口がわかりにくく、神社の周辺をぐるぐる回った」というコメントも見られるため、初訪問時はGoogleマップの航空写真で入り口の位置を事前に確認しておくと迷いにくくなります。京都・大阪方面からは名神高速道路の京都東ICから湖西道路経由で約1時間、北陸方面からは敦賀ICから国道161号経由で約40分の距離にあります。

参拝時間は特に定められておらず、境内は終日開放されています。ただし社務所は宮司ご家族の在宅時間帯のみ対応となるため、御朱印を希望する場合は午前中から日中の早めの時間帯に訪れるのが現実的です。例祭は4月25日(神事のみ)、町内を御輿が練り歩く「弘川祭」は毎年4月29日(昭和の日)に開催され、地域の伝統行事として知られています。秋には椎の実が落ち、許可を得て拾って持ち帰る参拝者の姿も見られます。

周辺は田畑と住宅地が広がる静かなエリアで、コンビニや飲食店は近江今津駅前まで戻る必要があります。琵琶湖畔のサイクリングや、メタセコイア並木で有名なマキノ高原(高島市マキノ町)と組み合わせた半日コースとして訪れる旅行者も多く、季節の良い時期には電動アシスト自転車のレンタル利用と相性のいいスポットです。

店舗情報

名称 阿志都弥神社・行過天満宮
住所 滋賀県高島市今津町弘川1707-1
電話番号 0740-22-2379
参拝時間 境内自由(社務所は宮司ご家族の在宅時間帯のみ対応)
参拝料金 無料(任意の賽銭)
御朱印 あり(直書き・月替わりおよび季節限定の猫モチーフあり)
駐車場 普通車10台
最寄駅 JR湖西線「近江今津」駅 徒歩約10〜14分/車約5分
祭神 木花開耶姫命(阿志都弥神社)/菅原道真公(行過天満宮)
例祭 4月25日(神事)/弘川祭 4月29日
看板猫 2匹(社交的なトラ猫/人見知りの黒猫)
最終確認 2026年5月5日

阿志都弥神社・行過天満宮は猫カフェではなく神社のため、料金システムや時間制で猫と触れ合う仕組みは用意されていません。看板猫はあくまで宮司ご家族のもとで自由に暮らしているため、必ず会えるという保証はなく、出会えるかどうかは訪問のタイミング次第です。それでも、千年以上続く神域と二匹の看板猫、そして猫モチーフの御朱印が一度に楽しめる場所は全国的にも珍しく、滋賀県北部を旅する猫好きにとって特別なスポットになっています。猫と触れ合うことを目的に滋賀を訪れる場合は、東近江店や保護猫カフェなど営業時間内に確実に猫と過ごせる店舗と組み合わせるのがおすすめです。滋賀県の猫カフェ一覧から、近江今津周辺やほかのエリアの猫スポットも比較できます。

※本記事に掲載している猫カフェ情報は、2026年5月5日時点での情報になります。営業時間や料金、猫の種類などは変更になっている可能性がありますので、最新の情報は各猫カフェの公式ホームページやSNSなどでご確認ください。

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