猫の柄・模様の種類:縞・ぶち・サビなど名前と見分け方

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街で見かける猫を眺めていると、渦巻き状の縞を持つ子もいれば、白地に黒がぽつんと乗った子、オレンジと黒が入り混じった子もいます。同じ猫でも見た目の印象がまるで違うのは、毛色と模様の組み合わせが豊富だからです。ここでは猫の柄を名前ごとに分類し、見分け方をまとめます。

目次

猫の柄の基本分類

猫の柄は、縞(タビー)・単色(ソリッド)・ぶち(白との二色)・サビ(黒と茶の混色)・三毛・ポイントの大きく6系統に大別できます。これは毛1本ごとの色と、体のどこに色が出るかという2つの要素の組み合わせで決まります。まず「縞があるか・ないか」「白が混じるか」「複数色が混ざるか」を順に見ていくと、どの系統かを素早く絞り込めます。

毛色そのものは黒・茶(オレンジ)・グレー・クリーム・白などの色素で決まり、そこに縞や斑のパターンが重なって最終的な見た目になります。たとえば同じ茶系でも、縞があれば「茶トラ」、縞がなく濃淡が均一に近ければ「単色系」と呼び分けます。

縞模様(タビー)の種類

タビーとは縞模様の総称で、額にアルファベットの「M」字状の模様が出るのが共通の特徴です。縞の出方によって、さらに次の4タイプに分かれます。

  • マッカレルタビー(サバトラ):背骨から左右に細い縞が伸びる、最も典型的な縞。サバの背に似ることが名前の由来です。
  • クラシックタビー(ブロッチドタビー):体側に太く大きな渦巻き状の模様が出るタイプ。アメリカンショートヘアで見られます。
  • スポテッドタビー:縞が途切れて斑点状になったタイプ。ベンガルのヒョウ柄が代表例です。
  • ティックドタビー(アグーティタビー):毛1本ずつに細かい縞が入り、体全体の縞模様は目立ちにくいタイプ。アビシニアンなどに見られます。

日本でよく使う「キジトラ」は茶色地に黒の縞、「茶トラ」はオレンジ地に濃いオレンジの縞、「サバトラ」はグレー地に黒の縞を指し、いずれもマッカレルタビーの色違いです。

ぶち・はちわれ・サビなどの柄

白と有色毛が組み合わさった柄を「ぶち(バイカラー)」と呼び、白の割合が多い順に呼び名が変わります。白が大半を占めるとバン、白地に頭としっぽだけ色が乗るとハーレクイン、半々ほどならバイカラー、足先や胸など一部だけ白いとミテッド(靴下猫)といった具合です。

「はちわれ」は鼻筋を境に顔の左右で色が分かれる柄で、漢字の「八」の字に見えることが名前の由来です。額の中央で色が割れていれば、白黒でも白茶でもはちわれと呼びます。

「サビ猫(べっ甲)」は黒と茶(オレンジ)が境目なく混ざり合った柄で、落ち着いた色合いがべっ甲細工に似ています。これに白が加わって3色がはっきり分かれると「三毛猫」です。サビ猫も三毛猫も、後述する遺伝の仕組みからほとんどがメスです。

ポイント柄とは

ポイント柄とは、耳・顔の中心・足先・しっぽといった体の末端にだけ濃い色が出て、胴体は淡い色になる柄です。シャムやヒマラヤン、ラグドールなどに代表されます。

この柄は温度感受性の色素遺伝子によるもので、体温が低い末端ほど色素が濃く出るのが特徴です。そのため生まれたばかりの子猫はほぼ白く、成長して末端が冷える部位から徐々に色が濃くなっていきます。色の出る部位によってシールポイント(濃い茶)、ブルーポイント(青灰色)などと呼び分けます。

柄の名前一覧表と見分け方

主な柄を、見分けのポイントとあわせて一覧にまとめます。まず縞の有無、次に白や複数色の混ざり方を確認すると判別しやすくなります。

柄の系統主な呼び名見分けのポイント
縞(タビー)キジトラ・茶トラ・サバトラ全身に縞、額にM字模様
縞の変化形クラシック/スポテッド/ティックド渦巻き・斑点・毛先のみの縞
単色(ソリッド)黒・白・グレー・クリーム縞がなくほぼ一色
ぶち(バイカラー)白黒・白茶・はちわれ・靴下有色毛と白の二色構成
サビ(べっ甲)サビ・トーティシェル黒と茶が境目なく混ざる
三毛三毛・キャリコ黒・茶・白が境目はっきり3色
ポイントシール/ブルーポイント末端だけ色が濃く胴は淡い

三毛とサビの見分けに迷ったら、白がはっきり独立した面で入っていれば三毛、白がほぼなく黒と茶だけが溶け合っていればサビ、と判断すると確実です。

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よくある質問

Q. 猫の柄にはどんな種類がありますか

猫の柄は、縞(タビー)・単色・ぶち(白との二色)・サビ・三毛・ポイントの6系統に大きく分けられます。さらにタビーはサバトラやキジトラなど縞の出方で細分化され、ぶちも白の割合でバイカラーやはちわれなどに分かれます。まず縞の有無を見て、次に白や複数色の混ざり方を確認すると、どの系統かを素早く判別できます。

Q. タビーとはどんな模様ですか

タビーは縞模様の総称で、額にアルファベットの「M」字状の模様が出るのが共通の特徴です。背骨から細い縞が伸びるマッカレル(サバトラ)、太い渦巻きのクラシック、斑点状のスポテッド、毛先だけに縞が入るティックドの4タイプがあります。日本でなじみのあるキジトラや茶トラ、サバトラはいずれもマッカレルタビーの色違いです。

Q. はちわれ猫とはどんな柄ですか

はちわれは、鼻筋を境に顔の左右で色がくっきり分かれた柄を指します。額の中央で色が割れる様子が漢字の「八」の字に見えることが名前の由来です。白黒でも白茶でも、顔が左右に割れていればはちわれと呼びます。白と有色毛の二色からなるぶち(バイカラー)の一種に位置づけられます。

Q. サビ猫の模様はどう決まりますか

サビ猫は黒と茶(オレンジ)が境目なく混ざった柄で、毛色を切り替える遺伝子がX染色体上にあることが分かっています。2025年に国内の研究グループが、この働きを担う遺伝子としてARHGAP36を特定したと報告しました。メスはX染色体を2本持ち、細胞ごとに片方がランダムに働かなくなるため黒と茶がモザイク状に現れ、サビや三毛の柄が生まれます。毛色の遺伝や健康面の個別の判断は、かかりつけの動物病院など専門家にご相談ください。

最終確認日と免責

本記事の情報は2026年6月16日時点で整理した一般的な情報です。猫の毛色の遺伝や健康・体調に関する個別の診断や治療の判断は、かかりつけの動物病院など専門家にご相談ください。猫カフェの料金・営業時間・在籍猫などの店舗情報は変更される可能性があるため、利用前に各店舗の公式情報をご確認ください。

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