熱海市内で200匹以上の保護猫と暮らすNPO法人くすのきが運営する「譲渡型保護猫シェルター Temple Cat(テンプルキャット)」。一般的な猫カフェとは異なり、譲渡を前提とした「ねこハウス」として、保護猫たちと時間を気にせず触れ合える点が特徴です。料金は固定額ではなく寄付制で、支援金は猫たちの医療費とフード代に充てられます。事前予約が必須で、JR熱海駅から徒歩圏内という立地のため、温泉観光と合わせて立ち寄る来訪者も多い施設です。
Temple Catとは
Temple Catは、特定非営利活動法人くすのきが熱海市内で運営する譲渡型保護猫シェルターです。同団体は2003年から猫の保護活動を続け、2021年4月に法人化。これまで2,000匹以上の譲渡実績があり、TNR活動(Trap-Neuter-Return:捕獲・不妊去勢手術・地域猫として戻す活動)や地域猫プログラムにも力を入れています。Temple Catの最大の特徴は、譲渡会のように時間制限のある対面ではなく、保護猫がリラックスした状態で過ごす日常空間に足を運び、ゆっくり相性を確かめながら家族候補を探せる仕組みである点です。
施設名の「Temple Cat」は寺院併設という意味ではなく、保護猫たちの「聖域」になぞらえた名称で、建物自体は古民家風のシェルターとして整備されています。2021年7月の熱海市伊豆山土石流災害で家を失った猫たちを含む大規模保護を経て、より広い環境で過ごせるよう2023年4月に第3シェルターをリノベーションして現在の姿になりました。施設では子猫が中心の活発なゾーンと、大人猫がのんびり過ごすゾーンが分かれており、来訪者の希望や猫との相性に応じてどちらでも触れ合えます。観光地・熱海ならではの全国から集まるファンが多く、譲渡を目的としない一般訪問者も歓迎している点も独立店ならではの魅力です。
在籍する保護猫はおおよそ200匹以上。長毛種・短毛種・キジトラ・ハチワレ・ミケなど多彩で、年齢層も子猫から成猫、シニア猫までそろっています。ブリーダー崩壊から救出された猫や、土石流災害で被災した猫など、それぞれにストーリーがあり、スタッフが性格や好みを丁寧に説明してくれます。健康面で配慮が必要な猫も含まれているため、過度な抱き上げや無理に追いかける行為は控え、猫から寄ってくるのを待つスタイルが推奨されます。
料金システム
Temple Catでは公式に定額の利用料金は設定されていません。公式サイトには「ご利用料金(定額)は設定しておりません」と明記されており、気に入った保護猫への支援として「押しネコちゃん」へのプレゼント(寄付)で応援する仕組みです。集まった支援金はすべて、200匹以上の保護猫たちの医療費・フード代・シェルター運営費に充てられます。
寄付の目安として、訪問者が任意で1時間あたり1,000円程度・延長30分ごと500円程度を渡しているケースも多いと、第三者の体験記録(じゃらん遊び体験・地域メディア「カラーズ」等)で紹介されています。ただしこれは利用者自身の判断によるもので、公式に金額が定められているわけではありません。可能な範囲での支援で問題なく、現地スタッフから具体的な金額を請求されることはありません。
| プラン | 内容 |
|---|---|
| 入館 | 寄付制(任意) |
| 延長 | 寄付制(任意) |
| 子供同伴 | 公式サイトに年齢制限・子供料金の記載なし |
支払い方法は現金が中心で、オンラインカード決済に対応しているとする情報もありますが、最新の対応状況は事前予約時に電話で確認するのが確実です。「いくら寄付すればよいか」と迷う方は、訪問前に電話で相談すれば目安を案内してもらえます。
なお、Temple Catは保護猫の譲渡を最終目的とした施設であり、譲渡を希望する場合は別途「譲渡契約」となります。譲渡時には、ワクチン接種・避妊去勢手術・血液検査などの医療費負担分を含む譲渡費用の納付が必要です。詳細な譲渡条件・費用は来訪時にスタッフから説明を受けられます。
口コミ・評判
口コミでは、保護猫とは思えないほど人懐っこく、膝に乗ってくる猫が多い点を高く評価する記述が多数を占めます。じゃらんnetの遊び体験ページには評価4.8(13件)と高評価が並び、滞在時間が短く感じられたという旅行者の記述や、観光ついでに熱海まで足を延ばす価値があるという滞在の満足度に関する記述が目立ちます。子猫が群れになって遊ぶ光景は通常の猫カフェではなかなか見られないとして、複数のブロガーが繰り返し再訪したいと記しています。
スタッフの対応にも好意的な声が集まっており、それぞれの猫の性格や好み、過去のエピソードまで丁寧に説明してくれる点が、家族候補を見つけたい人だけでなく、純粋に保護猫と過ごしたい来訪者にも安心感を与えています。観光地・熱海という立地から週末は混み合いやすく、平日訪問の方が一匹一匹とゆっくり向き合いやすいという傾向も指摘されています。
一方で気になる点として、寄付制という料金体系に戸惑う初訪問者がいる、土足エリアと猫スペースの動線が古民家構造のため一般的な猫カフェより独特に感じる、健康に配慮が必要な保護猫がいる関係上、抱き上げや過剰なふれあいに制限がある、といった声も見られます。これらは保護猫シェルターという性格上自然なもので、譲渡型施設のスタイルを理解した上で訪れると満足度が高い傾向です。
アクセス・営業情報
Temple CatはJR熱海駅から徒歩圏内にあり、温泉街観光の合間に立ち寄れる立地です。公式サイトには「熱海駅より徒歩でもお越しいただける場所」と記載されており、地域メディアの紹介では徒歩7〜10分程度の案内が見られます。坂道の多い熱海ですが、駅から大きな上り坂を避けたルートを取ることが可能で、観光客にも比較的歩きやすい範囲です。
車で訪問する場合は、熱海駅周辺のコインパーキングを利用するのが一般的です。施設専用駐車場の有無は公式サイトに明記がないため、訪問前の電話確認が安心です。熱海は観光ピーク時期(GW・夏季・年末年始・花火大会日)に駐車場が満車になりやすく、公共交通機関でのアクセスを推奨します。
営業時間は公式サイト記載で13:00〜17:00。地域メディアや旅行系サイトでは11:00〜17:00や12:00〜17:00など複数の時間帯で紹介されているため、最新の受付時間は事前予約時に確認してください。重要なのは「事前ご予約のない日はお休み」となる完全予約制である点で、突然の来訪では入館できません。電話予約は0557-28-0126で受付しており、希望日時・人数・滞在予定時間を伝えるとスムーズです。
ゴールデンウィーク・夏季休暇期間・年末年始は営業時間が変更される場合があり、施設公式サイトおよびX(旧Twitter)アカウント(@atami_kusunoki)で随時告知されています。Instagramアカウントもあり、最新の在籍猫情報や日々の様子が更新されているため、訪問前にチェックしておくと当日の雰囲気をつかみやすくなります。
店舗情報
| 店舗名 | 譲渡型保護猫シェルター Temple Cat(テンプルキャット) |
|---|---|
| 運営 | 特定非営利活動法人くすのき |
| 住所 | 静岡県熱海市昭和町6-10 |
| 営業時間 | 13:00〜17:00(GW・夏季・年末年始は変更あり) |
| 定休日 | 事前予約のない日は休業(完全予約制) |
| 電話番号 | 0557-28-0126 |
| 料金 | 寄付制(公式に定額設定なし) |
| 公式サイト | NPO法人くすのき |
| SNS | X / Instagram / Facebook |
| 最寄駅 | JR熱海駅から徒歩圏内 |
| 予約 | 必須(電話のみ) |
| 最終確認 | 2026年5月4日 |
熱海市内には保護猫と過ごせるスポットが他にもあります。例えば、熱海 Muddy Catは保護猫4匹と過ごせる夜のバー業態で、Temple Catが昼の譲渡型施設という位置付けと住み分けされているため、滞在時間に余裕がある日は昼夜セットでの訪問もおすすめです。静岡県内の他エリアにも個性豊かな猫カフェが点在しており、温泉地と組み合わせた猫旅プランを検討したい方は、静岡県の猫カフェ一覧から目的地を比較できます。
※本記事に掲載している猫カフェ情報は、2026年5月4日時点での情報になります。営業時間や料金、猫の種類などは変更になっている可能性がありますので、最新の情報は各猫カフェの公式ホームページやSNSなどでご確認ください。
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